6月に院内セミナー&勉強会を開催いたしましたPart2
6月に院内セミナー&勉強会を開催いたしましたPart2
ホルダーのないタイプのフロスのご紹介です。
フロスを巻く指にもソフトな感触が特徴で、バッグに入れても問題ないコンパクトサイズであり、なんといってもオシャレなパッケージですのでオススメです(*^^)v
使用方法は以下の通りです。
①約40センチ引き出し左右の中指に巻く
➁人差し指と親指でピンと張った状態で歯と歯の間にゆっくり入れる
③のこぎりを小さく引くような操作や側面に合わせて上下に動かし汚れを取る
舌ブラシのご紹介です。
舌にべったりプラークが付いていると口臭の原因になりますので、綺麗にしておくことが大事なのですが、しっかりプラークを落とすためにゴシゴシと強い力で使用しますと舌が傷ついてしまいますので、弱い力での使用をお勧めいたします。
こちらはフロアフロスといって歯周病予防のフロスです。歯周ポケットに深く挿入しても痛くなく、挿入後に唾液で太く広がりますのでしっかりとプラークをからめとることが可能です。
虫歯予防に効果のある歯磨剤を紹介させていただきます。
Check-Up(チェックアップ)はスタンダードと子供用の2種類あり、スタンダードはフッ素濃度が1450ppmも配合されており、中学生以上にオススメです。
小学生以下の方にはフッ素が950ppm配合された子供用が適しております。
こちらの歯磨剤も歯科専売品で、ドラッグストアなどで購入することは出来ません。
市販品の歯磨剤には研磨剤と発泡剤〈泡立ちやすくする〉が多く配合されており、少しの時間で泡立つ為、磨いた気になりやすいので使用量を少なくする必要があります。しかし歯科専売品の歯磨剤には、歯を傷つけやすい研磨剤や発泡剤の含有量が少ないので、歯ブラシの長さ分だけ使用していただけます。
何故なら低発泡・低香料で長時間のブラッシングが可能であり、ブラッシング後のうがいの回数が少なくて済むので、お口の中にフッ素が残りやすいのです。そのためにフッ素による虫歯予防効果が大きくなるという訳です(^^)
続いてCheck-Up gel〈チェックアップジェル〉のご紹介です。
4種類の香味【バナナ・グレープ・レモンティー・ミント】がありますが、6歳未満〈体重が20㎏以下〉のお子様にはフッ素濃度を低くしたバナナ〈500ppm配合〉がお勧めです。
6歳未満のお子様は班状歯〈エナメル質形成不全〉になる事を回避するために、敢えてフッ素濃度を低くしてあります。
班状歯とは歯の形成期にフッ素を過剰摂取することで、歯の表面を覆っているエナメル質に白濁等が生じている歯を指します。
6歳から15歳の方には、フッ素濃度が950ppm配合のグレープもしくはレモンティーが最適です。
16歳以上の方はミント〈フッ素濃度950ppm〉を選択される事が多いですが、ミントが苦手な方はグレープやレモンティーを選択していただいても、フッ素濃度が変わりませんので問題ありません。
しかし成人用のミントには虫歯予防の為のフッ化物とともに、成人以降の歯周病リスクが高まる年齢に合わせて、抗菌作用のある塩化セチルビリジニウムが配合されておりますので、ミントの方が成人には有利と言えるでしょう。
使用方法はブラッシング後、歯ブラシにチェクアップジェルを付け歯の表面に塗るだけで、その後30分ほど飲食やうがいを避けていただけれはOKです。
フッ素入り歯磨き剤との併用をオススメいたします(*^-^*)
よく保護者の方から『何歳ぐらいからフッ素を塗った方がよいの?』と質問されるのですが、みらい歯科クリニックでは『すべての乳歯が生えそろう3歳からが理想です』とお答えしております。
もちろんフッ素塗布は3歳以下でも可能ですが、あまり低年齢では、フッ素の過剰摂取によるフッ素中毒症〈エナメル質形成不全etc〉が懸念されますのでオススメいたしません。
キシリトール製品の紹介をさせていただきます。
みらい歯科クリニックではキシリトール100%配合のガムとタブレットの2種類用意しております。どちらもやはり歯科専売品ですのでドラッグストアやスーパーでは購入することは出来ません。
キシリトールはキシロースから合成される糖アルコールの一種で天然の代用甘味料であり、スクロースと同程度の甘味がありますが、カロリーがスクロースの40%低いので、カロリー摂取量に敏感な方にはオススメです。
キシリトールはお口の中の細菌による酸の酸性がほとんどなく、ミュータンス菌の一部の代謝を阻害するので、虫歯予防効果が証明されております。
またキシリトールは上記の通り、スクロースに比べてカロリーが40%低くスクロースよりも吸収速度が遅いことから血糖値の急上昇をおさえるので糖尿病の方にも安心です。
主にガムなどでキシリトール配合による虫歯予防を謳っている商品が、ドラッグストアやスーパーで数多く出回っておりますが、90%以上キシリトールが配合されていないと虫歯予防本来の役割を果たさないと言われておりますので注意が必要です。
普段の食生活によって唾液の質が変化することをご存知でしょうか?
酸性系の唾液の方は虫歯になりやすく、アルカリ性の唾液の方は歯周病になりやすいと言われているのですが、キシリトールには唾液を中性の良質な唾液に代える働きがありますので、虫歯や歯周病にかかりやすい方には特にオススメです。
虫歯や歯周病を予防したい、お口の中が乾く、口臭が気になる方は一度お試しください(*^^)v
普段の生活の中で、甘い物を口にしたくなった時に口にしていたものから、キシリトール100%配合のガムやタブレットに代えていただけたらと思います。甘い物を摂取出来て、虫歯や歯周病の予防にも繋がる訳ですから、かなり効率的ですよね(*^^)v
なお、『のど飴代わりになれば・・』とお考えの方にはタブレットタイプをおすすめいたします。
ただ何事も継続が大事であるように、キシリトールによる虫歯や歯周病の予防効果を発揮させるには3か月以上はご使用いただかなければならないことを付け加えさせていただきます。