親知らずはなぜ生えてくる?
親知らずはなぜ生えてくる?
親知らずとは大臼歯(大人の奥歯)の中で一番後ろに生えている
8番目の歯で正式名称は智歯(ちし)といいます。
10代後半から20代前半で生えてきます。
「親知らず」という名称の由来は昔の日本人の寿命が今よりも短く、
親知らずが生えてくる20歳前後では、
親はもう他界していたからなどの説があります。
親知らずは上下左右に4本生えますが、
親知らずが生えるスペースが足りず歯茎の中で横倒しになって
埋伏していたり、傾いて生えていたり、
中には親知らずが生えてこない人もいます。
では、なぜ親知らずが生えてくるのでしょうか。
太古の昔、木の実や生肉など硬いものを食べる習慣が一般的で
硬いものを普段から食べていたため、顎の骨が発達して
親知らずの生えるスペースが十分にありました。
その一方で現代の食生活では、圧倒的に軟らかいものを
食べることが増え顎の力が弱くなり、顎が小さい人が増えて
親知らずが生えてくるスペースがなくなったため
埋伏していたり、傾いて生えてくるようになりました。
埋伏していたり傾いている親知らずを放置していると、
歯磨きがしっかりとできず、虫歯や歯周病になりやすくなったり
隣の歯を押して歯並びが悪くなり、
痛みまで出てくるなどのリスクがあります。
「このまま親知らずを放置してもいいのかな?」
「埋伏しているかも?」
と気になられた方はぜひ一度気軽に当院にお越しください(*^^*)