新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルス感染の第2波が若干落ち着きを見せ始めましたが、まだまだ予断を許さない状況が続く今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?(^O^)/

今回は、歯周病が新型コロナウイルス感染症に及ぼす影響についてお伝えしたいと思います。

上記は2020.8.24発刊の神戸新聞に掲載された、兵庫県歯科医師会執筆による記事です。

記事の内容を要約いたしますと・・・・

ウイルス感染症は主に鼻、口、目から起こりますが、粘膜細胞の中に入り込んで初めて感染します。

もし口の中が不潔で歯周病菌が増えると、強力なタンパク分解酵素が生産されます。その酵素がお口の中の粘膜表面にダメージを与え、ウイルスが粘膜細胞の中に侵入するのを促してしまうのです(>_<)

つまり歯周病になると新型コロナウイルスに感染しやすくなってしまうということですね(T_T)

 

また歯周病が新型コロナウイルス感染症の症状を重篤化させる因子であることもわかってきました。

 

歯周病を放置すると、唾液中の歯周病菌が増えるので、微量の唾液の誤嚥で肺炎を起こしやすく、新型コロナウイルスによる肺炎が重なると重症化する可能性が上がってしまうのです。

また歯周病が進行すると、歯周病菌や毒性物質が血管から全身に拡散し、免疫細胞がウイルスと戦うために作られるサイトカインが制御不能になり、そのサイトカインが放出され続ける『サイトカインストーム』が起こりやすくなります。『サイトカインストーム』が起こると血液凝固異常により血栓が出来やすく、最悪の場合は死に至る可能性があります。

ちなみに日本人の約8割が歯周病にかかっていると言われております。

ではどうすれば歯周病を予防することが出来るのでしょうか?

基本は日頃の歯磨きをしっかり行うことですが、自分で行う歯磨き<セルフケア>だけではプラーク(歯垢)を完全に除去することは非常に困難ですので、かかりつけの歯医者さんで定期的にプラークや歯石を除去してもらう事が非常に重要になってくるのです(プロフェッショナルケア)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスの感染が心配で、歯医者に行くことを躊躇されてる方もいらっしゃるでしょう。

気持ちはわかります。

しかし必要な歯科治療や口腔衛生管理を控えることで、誤嚥性肺炎の発症を誘発したり、全身の健康状態が悪化する可能性が高くなるのです。

ちなみに・・・

日本全国には69000件の歯医者がありますが、クラスターを起こした歯医者は一件もありません。

歯医者に勤務しているスタッフが、プライベートでコロナウイルスに感染したため、休診せざるをえなかった歯医者はありますが・・・

歯医者さんにかかることは“不要不急の外出”には該当しません。

自己判断で受診を控えることは得策ではありませんので、かかりつけの歯医者さんに相談することを強くお勧めいたします(^^♪